【著作権違反】デザインだけじゃない!文章にも!クラウドソーシングで働く前にチェック

画像編集を行うクラウドワーカー

東京オリンピックの「ロゴ」デザインが著作権侵害の疑惑で、取り下げられましたね。
今度は公募に切り替え、再び募集することになりました。

インターネットが普及した現代では、世界中から情報を収集できる為、このような著作権問題はたびたび起こります。

クラウドソーシングを利用する際も、「著作権違反行為に注意する」必要があります。
働く人も、依頼する人もです。

デザイン(ロゴやバナー)だけでなく、文章などもすべて対象です。

多くの依頼主さんは、著作権違反の行為には罰金(損害賠償)および、契約取り消しを条件にしています。
納品する際には、依頼主さんがチェックしますが、これを守れない場合は最悪裁判沙汰になります。

「少しだからいい」と思い込んではいけません。
多額の借金を負わないようにするためには、どのような行為が著作権違反になるのかを知る必要があります。

インターネット上のすべてのもの(創作物)に著作権が絡む

copyright-kami

デザインに「アレンジをちょっと加えただけ」だったり、「トレース(写し書き)して色を変えて」も立派な著作権違反です。

文章も同じです。
そのままの文章を使っても、多少変えても著作権違反です。

「著作権を放棄する」ような意味合いの文章が明示されていない限り、書いた人や発行元・販売元に著作権が発生します。

といっても、それを参考にして新たなオリジナル文章を作ること自体は可能です。

「参考にする」と「コピペ」は違う

例えば、国や自治体が発表している公共性の高い情報は、参考にしてもいい事になっています。
ニュースサイトのような事件性のある事実、時事的な情報も、参考にすることはできます。

※ここでいう参考にするとは、「どのような真実があったのかを確認するために読むこと」です。
同じ意味合いに書き直す(リライトする)ことではありません。

ですが、そのまま(一部の文章でも)「コピペ」したり、無断で「転載」すると、著作権違反として罰せられます。

引用・転載も、発信元の許可が必要

国の法律や制度は、公共性が高く、「多くの人に周知する必要がある」ため、ある程度の引用や転載がほぼ容認されています。
(全文コピペなど、過剰な引用や転載は著作権違反です)

しかし、ニュースサイトの文章は引用、転載する際には、その会社の許可が必要です。

クラウドワーカーは、著作権がどんな法律か知っておく必要がある

六法全書

このような著作権は、デザイン家やwebライターだけの問題ではありません。
在宅バイトとして、クラウドソーシングで働く人も、どのような法律なのか知っておく必要があります。

あなた自身が、著作権を侵さない事も必要ですが、仕事を選ぶ時にも注意が必要です。
著作権違反の仕事を受けないようにしないと、あなたが訴えられる可能性もあるからです。(自衛)

大抵、ネット犯罪はパソコンのIPアドレスで誰がやったのかを特定します。
あなたのパソコンだと判断されると、損害をこうむることになります。

依頼する時は、違反チェックを怠らない

コピペチェックツール

また、クラウドソーシングは個人でも依頼することが出来ます。

もしあなたが、他の人に依頼をする時は、著作権違反をしないように「条件を明示する」ことをおすすめします。

  • 「コピー&ペーストの納品は禁止する」旨を必ず明記する
  • 著作権違反は、非承認にする
  • コピペチェックツールだけでなく、目視でもチェックする
  • デザインや画像は、Googleの画像検索で世界中の画像と見比べる
  • 意匠、商標を侵害していないかを特許庁でチェックする

Yahooなどの大手ニュースサイトは、お金をもらって転載している

新聞とパソコン

「そんなことをいっても、大手ニュースサイトは同じ文章をコピペで使いまわしてるジャン!」
「だからいいよね」

こんなことを思っていませんか?
ですがYahooは、ニュースをいっさい書いていません。

あれはニュースサイト各社が、アクセスアップ(SEO)の一環として大きなサイトに多くのお金を支払ってYahooに転載をお願いしているのです。

Yahooやエキサイトなどへ一括で掲載するための投稿システムがあり、各社が各自で発信をしています。
そのうちの一部を、Yahooの担当者がトピックに選んで紹介しているだけです。

大手企業がやっているのだからと、何も考えずに同じ事をしないようにご注意ください。

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