インターネット上では、クラウドソーシングと呼ばれるお仕事があります。
クラウドソーシングとは、インターネットでやりとりするだけで受注・作業・納品がすべて終わるお仕事のことです。
お仕事はすべてインターネット上で終わりますので、
パソコンやスマートフォンをお持ちの方なら誰でもすぐに働くことができるのがメリットです。
しかし、相手と直接顔を合わせないため、中には大きな勘違いをする人もいらっしゃるようです。
それは「クラウドソーシングって、人と関わらなくてもいいんでしょ?」
「勝手に承認されるんでしょ?」という考えです。
あなたもそういう風に考えていませんか?
そんな風に考えている人は、採用率・承認率が下がる可能性があります。
目次
コツ1:クラウドソーシングは人が発注・検品をしていると考える
クラウドソーシング(インターネット上のアルバイト)は、人が発注するということはご存知かもしれません。
「何をいまさら言っているの?」という方が大半だと思います。
「ロボットが仕事を依頼する」わけではないからです。
しかし、その認識をしていない方も事実です。
間違った認識:「検品は自動承認」ではない
検品も同じです。
※検品とは、納品されたデータの出来具合を確認することです。
検品は「ロボットする」「自動的に承認される」
「だから適当でいいんだ」と思っていませんか?
そういう考えを持っている方は、適当な文章を作りがちになってしまいます。
また、そんな考えがなくても、ビジネスで使える文章を作ることを念頭に入れていなければいけません。
コツ2:文章作成は「会社に提出する感覚」で納品
クラウドソーシングで募集されている作業は、文章作成と呼ばれる作文のような作業がほとんどです。
(厳密には、作文感覚で書いてはいけません。)
他にもデータ入力などもありますが、一番多くて気軽に取り組めるのが文章作成のタスク・プロジェクトです。
特殊なスキルは必要ありませんので、取り組んだことがある方も多いのではないでしょうか。
気軽に取り組めるからこそ、大きな間違いを犯す人も多いようです。
私も体験談や口コミレビューなどを募集することがありますが、非常にその人の特徴が現れます。
年齢が低いのか(中高生?)、お金をもらった仕事をした経験がないのかわかりませんが、
絵文字を乱発したり、誤字脱字・漢字の変換忘れが多い方がいらっしゃいます。
実際に納品された採用率・承認率を下げてしまう文章はこちらでご紹介してます。
これらは即不採用になってしまいますのでご注意ください。
クラウドソーシングでお金をもらう=アルバイト(ビジネス)
クラウドソーシングの文章作成という作業は、
手軽にできるため「普通のアルバイトとは違う」という認識を持ちやすい傾向にあります。
人との接点が少ないことが誤解しやすい理由といえます。
- 依頼者と直接顔を合わせたり、連絡をしなくてもいい
- パソコンやスマートフォンだけで作業ができる
- お金の受け取りや振り込みは自動
しかし、依頼者はお金を支払って募集をしていますので、ここで温度差が生じてしまうのです。
コツ3:仕事内容はよく読む・禁止行為はしない
間違った納品としてよくやりがちなのが、納品されてきたデータと欲しかったデータが違う場合です。
例えば、ある出来事の体験談が欲しかったのに、自慢話を書いてくる方がいらっしゃいました。
また、売り込み文章は必要がない使用した感想の記事に、セールストークの口調で売り込みをしている文章が納品されたこともあります。
こういう必要ない文章はどれだけ丁寧に書いても、99%不採用になってしまいます。
(他に転用することができるなら、採用してもいいかも?と考える時がありますが・・・ほぼ不採用です)
もちろん依頼者(クライアント)側が募集する際に、わかりにくい書き方をしている時もあります。
クラウドソーシングで依頼・募集をするには、文章で伝えないといけませんので、
担当者の文章表現が下手だとうまく伝わらないことがあります。
しかし、ほとんどの応募者がこちら側が期待している納品をしていれば、誤解を生みやすい依頼文章ではなかったといえます。
そういう時に「うっかり」やらかしてしまうと、あなたの評価が下がる恐れがあります。
禁止されている行為は絶対にやらない
また、機械的に書いている文章も不採用になります。
たとえば、「専門用語」、「特定の商標」や「英語表記」を羅列している文章です。
アドビ社の「illustrator」などがそれに当たります。
以前私が依頼した文章作成でなぜか、イラストレーターと書かずにillustrator(11文字)と書き、さらにPhotoshop(9文字)、Dreamweaver(11文字)と英語表記を連呼している記事を納品されていました。
日本人相手の記事であれば、これらは日本語で書くべきです。
イラストレーター(8文字)、フォトショップ(7文字)、ドリームウィーバー(9文字)など、日本語で書くと読みやすいですよね。
このようにわざわざ英語で書く行為は、禁止事項である「文字稼ぎ」に相当すると判断されてもおかしくありません。
せこいようですが、文字制限がある仕事が大半なので、これだけは知っておいても損はしません。
※ただし、英語表記という指示が書いてあればそれに従いましょう。指示に従って書けば問題ありません。
コツ4:実績と評価が下る度に依頼される仕事は減っていく
クラウドソーシングでは、あなた自身の評価が常に表示されています。
不特定多数に募集をかける「タスク」では、あまり重要視されません。
しかし、大きな仕事・高単価で個人に直接依頼する「プロジェクト」では、この評価が採用率に大きく影響します。
これは、雇う側に立って考えるとわかります。
依頼者側の立場になって考えてみましょう
クラウドソーシングの依頼者(クライアント)は、お金(報酬)を支払って見ず知らずの人を雇います。
あなたは、実績がない「どこ」の「誰なのか」「どんな人なのか」わからない人に、お金をあげるという行為をできますか?
ほとんどの方が「NO(できない)」と答えるでしょう。
実績もないお金を払いたくないという気持ちは、クラウドソーシングで依頼する人も同じです。
そこで信用の目安として利用するのが、あなた自身の実績と評価です。
実績が少なければ、初心者ですので頼むのに勇気が必要ですし、
応募者の評価が低ければ、納品物・提出物の品質が低そうなイメージが出てしまいます。
たとえ他に応募者がいなくても、依頼される可能性は低くなります。
コツ5:プロジェクトの応募はしっかりとアピール
クラウドソーシングには、『誰でも応募できるプロジェクト』と『誰でも参加可能なタスク』があります。
もし、あなたがクラウドソーシングで稼ぎたいと思うのであれば、単価が安いタスクばかりしてはいけません。
クラウドソーシングで稼げていない人の大半が、安いタスク作業を中心にしてしまうことにあります。
依頼する側としては、安く済む上に交渉する時間も必要もありませんので、依頼しやすいので仕事が尽きることもありません。
しかし、その分低価格で発注している個人の依頼主が多いのも事実です。
こういう仕事ばかりしていると、「苦労と時間ばかり費やして、”稼げない”」と考えてしまうのです。
高額で稼いでいるクラウドワーカーの大半は、プロジェクトで高単価の仕事をメインにしているのです。
※もちろん高単価のタスクもありますが、競争は激しいです。
プロジェクトの利点:いいクライアント(依頼主)様とコネができる
また、依頼主さんに気に入られれば、定期的に仕事がもらえるかもしれません。
私自身も以前依頼を受けたクライアント様から個別に依頼を受けたことがあります。
そういう時は、簡単でも高単価の作業を何度も依頼される傾向があります。
いい評価ももらえますのでありがたい常連のお客様といえます。
自身がたくさんの仕事に応募しているのに、なかなか依頼されない(働けない)という方はこちらをチェックしてみましょう。
ただし、簡単でもすべての作業に手を抜いてはいけません。
一度でも納品物の質が悪ければ、今後依頼されることはないでしょう。
コツ6:プロフィールは充実する
最後に忘れそうなのが、プロフィール欄です。
クラウドソーシングサイトでアカウントを作ると、あなた自身のプロフィール欄が自動で作成されます。
もちろん初期設定ではほとんど何も書かれていない白紙の状態ですので、中身はあなた自身が書き足す必要があります。
このプロフィール欄を読んで、直接依頼するクライアント様も多いです。
クライアント様からのスカウトメールが登録しているアドレスに依頼が届くことがあります。
もちろんプロフィールに何も書いてなければ、依頼されることはまずあり得ません。
充実させておいた方が、あなたに仕事を依頼される可能性が高まるのでやっておいて損はありません。
また、あなた自身が応募した時も、読まれる部分です。
採用・不採用はこのような「小さな部分の積み重ね」で決まりますので、プロフィール欄を見逃してはいけません。