クラウドワークスでは、「ビズアシスタント」というサービスがあります。
ビズアシスタントとは、ワーカーを募集している企業の代わりに、専門スタッフがクラウドワークス会員に募集を行うサービスです。
「仕事を探しているワーカー」と「人材を募集した企業」双方にメリットがあります。
「ワーカー募集→応募者の面接→契約→ワーカーへの報酬支払い」
このような一連の流れをクラウドワークスが行うため、企業としては「ワーカーを採用する時間と労力を少なくできる」メリットがあります。
企業向け案内:ビズアシスタント オンライン【クラウドワークス】
高報酬・中~長期間で働ける「非公開の仕事」がメールで紹介されます。
仕事を探す手間が省けたり、高報酬の仕事を探している方には大きなメリットがあります。
ワーカー向け案内:ビズアシスタント オンライン【クラウドワークス】
さて、ビズアシスタントから紹介さえたワーカーは、応募した後どのように手順で採用されるのでしょうか?
実際に応募してみました。
ビズアシスタントからの紹介
ビズアシスタントに登録すると、クラウドワークス上のメッセージに下のようなワーカー募集の案内が届きます。
【クラウドワークス】○○(システム手数料0円)について相談がありました
いつもお世話になっております。
ビズアシスタントオンライン事務局でございます。以下のお仕事をできる方を募集しておりますので、
ご興味のある方はぜひご連絡をお願いいたします!
※クラウドワークス内のメッセージは、登録しているメールで受信することができます。設定によってはメールに届かない可能性もあるため事前に確認しましょう。
仕事内容を「応募ページ」から確認
案内メールの記載されたURLから、通常のクラウドワークスで見慣れた仕事の応募画面に移動できます。
※未公開のお仕事ですので、クラウドワークスへのログインが必要です。
クラウドワークス公式アカウントがお仕事募集
応募ページは、ビズアシスタントのアカウントが作成し公開しています。
※クラウドワークスの公式アカウントです。
そのため、実際にワーカーを募集している企業名などはわかりません。(伏せられています)
仕事内容がご自身にあっていれば、「■応募の流れ」のとおりの手順を行い、応募画面に移動します。
初回の応募:申し込みまでに時間がかかる
ビズアシスタントが募集している仕事に応募するには「条件をいくつかクリアする必要」があります。
まず共通条件として「ヒアリング+簡単なスキルチェック」を受ける必要があります。
ヒアリングとありますが、実際には「専用画面に移動して必要事項を入力」です。
このため、人と話すことはありません。
「ヒアリング+簡単なスキルチェック」に20分~30分
しかし、この「条件ヒアリング+簡単なスキルチェック」を入力するのに手間がかかります。
実際にやってみると、数ページにわたり「今までの経歴を書く」「スキルチェックをする」必要がありました。
スキルチェックは、「Excelの使い方など」をクイズ形式で出題されたり、タイピングテストを実施して結果を記入する必要があります。
特に「Excelの使い方」は「エクセル関数の使い方」のクイズが数問あります。
エクセルを使ったことがない方は、戸惑うかもしれません。
じっくり調べたり、出題されているエクセル関数を実際に入力して答えを見つけることもできます。
スキルチェックは「3か月更新」
また、適正テストは応募するたびに行う必要はありません。
クラウドワークスのシステム側に保存されますので、「3か月に一回挑戦するだけ」でいいようです。
直近3か月以内にお答えいただいた方はご入力いただく必要はございません。
1度提出した後は、スムーズに仕事への応募ができるようになります。
「必要事項を明記して」を応募
スキルチェックの提出が終わった(以前やっていた)後に、募集画面の「応募する」ボタンを押しメッセージを送ります。
その際には、「■応募の流れ」に書いてある必要事項を記入する必要があります。
※記入を求められる「必要事項」は、案件ごとに異なります。
すべての必要事項が書いてないと、その時点で不採用になる可能性もあります。
- 「注意事項をしっかりと読んでいる人なのか?」
- 「誤字脱字はしっかり確認している人か?」
応募後の流れ
仕事に応募した後は、翌営業日あたりにクラウドワークスの「ビズアシスタント」から連絡が届きます。
ご応募ありがとうございます。
スキルチェックへの回答につきまして、ご対応いただき誠にありがとうございました。
いただいた内容を元にクライアント様にご紹介させていただきます。
クライアント様側で書類選考に進めるにあたり、
今後、緊急で事務局からご連絡を差し上げる場合がございますので、
添付のレジュメのにご記入いただけますでしょうか。
※個人情報部分につきましては、ご契約時までクライアント様に開示いたしません
レジュメ(プロフィール・経歴)の提出
レジュメには基本的に「氏名」や「生年月日」「今までの職務経歴」などの記入が必要になります。
また、「チャットワークID」が必須になっています。
事前に登録するなど、準備をしましょう。
レジュメに書く内容
レジュメは「必要項目」が書かれたエクセルシートです。
※エクセルを持っていない方でも、互換性のあるソフト(WPsスプレッドシートなど)で記入できます。(実際に記入しましたが問題ありません)
レジュメの場所は、応募した仕事画面の「メッセージ下」にある添付ファイルから受け取ります。
レジュメを記入した後は、受け取ったメッセージ欄に同じように添付して提出する必要があります。
- 氏名
- 生年月日
- チャットワークID(必須)
- SkypeID
- 使用パソコン
- Gmailアドレス
- 電話番号
- インターネット環境
※ここまでは記入してもクライアント側に通知されません。
これ以降は、クライアント側に提供されるようです。
- 性別
- 年齢
- 最終学歴
- 居住地
- 配偶者の有無
- お子様の有無
- クラウドワークスの「実績」「評価★数」
- 稼働曜日
- 稼働時間
- 月の合計稼働時間
- 1日の稼働時間
- 連絡手段・メールの返信間隔
- 保有資格
- 職務経歴(期間・職種・業務内容)
- スキル(操作できるソフトも)
互換ソフトでも記入できる
※エクセルを持っていない方でも、互換性のあるソフト(WPsスプレッドシートなど)で記入できます。
ヤル気が問われてる?
レジュメの提出は面倒ですが、これができるかどうかで「本当にヤル気があるのか?」を見極めているのだと思います。
しっかりとミスなく提出することが、採用されるための第一歩だと思います。
レジュメで書類審査
レジュメは、提出後「未公開部分(氏名などの個人情報)を伏せて」クライアント側に提供されます。
まずは「応募前の適正テスト」と「仕事応募時の内容」「レジュメ」の3つで、採用する候補者を判断されることになります。
書類審査は1~3週間かかる
レジュメを提出した後は、「ビズアシスタント」が手を加えて企業に渡すようです。
いただいたレジュメ、ヒアリング結果をサマリーにして、クライアント(発注者)様に展開いたします。
企業側は、ビズアシスタントが作成した資料をもとに書類選考を行います。
書類選考にかかる期間は「2~3週間」とありますが、場合によってはもう少し短いこともあるようです。
また、書類選考の結果は、ビズアシスタントが必ずメッセージをしてくれるようです。
結果につきましては、1~2週間で合否問わずこちらのメッセージ上にてご連絡差し上げます。
書類選考後「ビデオチャット三者面談」を実施
※三者面談は企業側の希望によるため「面談がない」こともあるようです。
書類選考に合格した後は、ビデオチャットによるオンライン面談を受けることがあります。
面談者は、「あなた」と「募集企業の担当者」「ビズアシスタント担当者」の3名です。
面談後、最終敵に「採用するか」を企業側が判断します。
面談後に落ちたらどうなる?
面談後の最終選考で落ちれば、他の仕事を探す必要があります。
選考中も他の仕事を平行できる
書類選考の結果を待っている間は、クラウドワークス上でも他の仕事に応募・進行することもできます。
また、書類選考から働くまで少なく見積もっても3週間~1ヶ月を要します。
クラウドソーシングだけで生活している方は、他の仕事もこなさなければ生活できない方もいらっしゃるかもしれません。
正式採用後「契約書類の提出」
正式採用後は、「クラウドワークス上での契約手続きを」経て、「誓約書の記入と送付」を行う必要があるようです。
クラウドワークス側で誓約書の確認が終わらないと、業務開始もできません。
契約相手は「クラウドワークス」
ビズアシスタントで紹介されたお仕事は、基本的に「クラウドワークス」との契約になります。
クラウドワークスと契約後、「企業に派遣されるというイメージで考えるとわかりやすい」かと思います。
企業はクラウドワークスと契約し、「ビズアシスタントのシステム料金」と「ワーカーへの報酬」をクラウドワークスに一括で払います。
その中から、ワーカーに分配するという仕組みです。
お仕事の流れ
正式契約が終われば、お仕事に入ります。
しかし、すべてにクラウドワークスが介入しますので、通常のお仕事よりも複雑になっています。
しっかり把握しないまま仕事を行うと、トラブルの元になりそうです。
「稼働時間の報告」「報酬交渉」はクラウドワークス
ビズアシスタントのお仕事はすべて、クラウドワークスのワーカーとして働きます。
そのため作業時間はすべてクラウドワークスのシステム(CWタイムカード)で記録する必要があります。※パソコンにプログラムをインストールする必要があるようです。
また、その他の報告は一切受け付けないようです。
※交通費や電話代が発生した場合は、時給とは別に請求できるようです。
作業時間は毎月固定
また、作業時間は「毎月〇〇時間まで」と固定されているようです。
固定された時間内に収まるように、残数を自分で管理する必要もあります。
時間が余ったら「翌月に繰り越し」可能
作業時間は毎月一定数に固定されていますが、作業時間が余った場合は「翌月に繰り越す」ことができるようです。
受け取る報酬金額が、「契約内容と変わらない」というメリットがあります。
しかし、翌月の作業時間が増えてしまう為、スケジュールが合わなくなる可能性もあります。
作業できる時間が限られている人は、確実に報酬が得られるとは言えないかもしれません。
「お仕事の連絡」は三者共有のチャットグループを使用
お仕事中に行う連絡は、クラウドワークスが作成・管理したチャットグループを利用するようです。
- あなた
- 企業
- クラウドワークス
この三者が共有しているチャットグループですので、業務中にトラブルがあった場合、クラウドワークスが最終的に判断できるようになっています。
また、メールのやり取りがあった場合も、クラウドワークスが確認できるようにccで転送できるようにする必要があるようです。
報酬の受け取り:「稼働月の翌々月払い」
つまり、初任給は「契約した日から3か月以上後になる」ということです。
2ヶ月の入金待ち(タイムラグ)が発生
普段のクラウドワークス上の仕事であれば、早ければ15日以内に受け取ることもできます。
※クラウドワークスでは、作業完了後にクライアント側が承認するだけでリアルタイムに報酬が加算されます。
しかし、ビズアシスタント経由のお仕事の報酬は、「お仕事をした月の翌月末」に企業がクラウドワークスにシステム料金として支払います。
その後に報酬が加算されますので「応募から現金受け取りまで、3か月以上かかる」計算になります。
また、労働時間の報告(締日)は月末になります。
仕事をしている間の生活費は、他で確保する必要がありそうです。
まとめ:派遣社員の応募と要領がほぼ同じ
ここまでクラウドワークスの「ビズアシスタント」が紹介しているお仕事の「応募方法」から「実際に報酬を受け取るまで」全体的な流れを説明しました。
「ビズアシスタント」が紹介するお仕事は、すべての報酬が「時給」です。
しかも、間にクラウドワークスが入っている為、「報酬の取りはぐれ」や「依頼内容の相違」がありません。
その点では、非常に安定したお仕事といえます。
ただし、書類選考がかなり厳しく感じます。
履歴書並みの個人情報を提出する必要があったり、適正テストを受ける必要があります。
これらをトータルして考えると、普段のアルバイトの応募と同じように感じるかもしれません。
また、ビズアシスタントのお仕事は、2~3か月で終了する案件もあります。
その場合は、新たにお仕事を探す必要も出てきます。
安定したお仕事をお探しの方には応募しにくいかもしれません。
応募から報酬受け取りまでが「遠い」
また、実際に応募してから、仕事を開始して報酬を銀行口座に受け取るまで、最短でも3か月以上必要になります。
この間は無報酬ですので、他に仕事を探す必要がありそうです。
「時間に余裕がない方」には、あまりお勧めできないともいえます。
応募する前にこの点を十分に検討する必要がありそうです。
クラウドソーシング記事一覧
- 在宅バイトで人気のネット完結のクラウドソーイングとは
- クラウドソーシングの在宅バイト 主婦におすすめの理由は?経験者に聞いてみた
- クラウドワークス最大の利点は「即金性」15日毎に入金がある
- フリーのSOHOに聞いた!クラウドソーシングのお得な利用テクニック
- 在宅バイト初心者がクラウドソーシングを利用するメリットとデメリット
- シニア世代に広がるクラウドソーイングの在宅アルバイト
仕事の選び方
- 在宅バイトが続かない理由は仕事の選び方です。
- クラウドソーシングはブラック企業?正しい仕事の選び方
- クラウドソーシングは仕事の多さで選ぶと成功する
- クラウドソーシングで仕事をもらう前にこれだけはチェックしよう
- 在宅バイトのクラウドソーシング依頼主は個人が多い理由
- 在宅バイト長期契約の筆者体験から見るメリットとは?