クラウドソーシングはブラック企業?正しい仕事の選び方

クラウドソーシングの仕事選びで間違った主婦

あなたはクラウドソーシングでこんな働き方をしていませんか?

  1. 行き当たりばったりで仕事を探している
  2. 1件当たり1円~100円単位の仕事をしている
  3. 高額な仕事をもらっているが月に数回の依頼しかない

こんな方は、おそらくクラウドソーシングの手取りは毎月1~5万円程度でしょう。
暇つぶしやお小遣い稼ぎ程度の収入であればいい人ならいいかもしれません。

しかし、本格的な収入として考えている人にとっては、このような選び方をしてはいけません。
そもそもクラウドソーシングで正しい仕事を選ぶコツを知らない人ではないでしょうか?

とあるニュースサイトで”クラウドソーシングはブラック企業かもしれない”という内容の報道をしていました。

クラウドワークスでは、登録しているワーカー(働き手)が80万人います。
そのうち月に20万円以上の報酬を受け取っている人は100人程度しかいない。
これはブラック企業の典型では?

というような内容でした。(言い方を少し変えています)

この一部の100名の方は、おそらくデザインやプログラムなどの特別な技術をお持ちの方でしょう。

確かに、ごく一部の人だけが通常の会社でもらう給料の額に達しています。
その他の稼げていない人にとっては、いわゆる『ブラック企業』と捉えることもできるかもしれません。

しかし、これは多くの人がクラウドソーシングの正しい稼ぎ方を知らないからといえます。
ここでは、現在稼ぎ出している私自身がクラウドソーシングの正しい利用方法(稼ぎ方)を公開します。

ポイント1:安い仕事を請け負わない【重要】

「クラウドソーシングで安い仕事を請け負わない」ということは一番重要なことです。
特に初心者に陥りやすいのが、金額度外視で仕事を選んでしまっているというのが問題です。

こんな仕事をやっていませんか?
1件5円、1件当たり30秒で終わる簡単なお仕事です。
100件やれば500円。2,000件やれば1万円のお給料を差し上げます。

このような仕事を選ぶ人は、おそらく稼げていない人ではないでしょうか?

仕事に応募する前に時給で換算しよう

もしあなたが、店舗型のアルバイトを探す時(応募する時)はどのように選びますか?

  • 時給はいくらなのか?
  • 月にどれくらいの給料になるのか?

この2点ではないでしょうか?

もちろん、店舗の住所(通えるか?)や働く時間(営業時間)も大切ですが、
一番決定権があるのは「どのくらいの給料になるのか?」ではないでしょうか?

先ほどの例「1件当たり30秒で5円」を時給に換算してみてください。

すると、下記のようになります。

  • 1分当たりの作業量2件
  • 1時間(60分)当たりの作業量120件
  • 時給に換算すると、1時間当たり600円

この仕事であれば、地方のアルバイトに近い時給といえるかもしれません。
これなら、「自宅でできる分、普通のアルバイトよりもいいのでは?」と思えるかもしれません。

しかし、この仕事は本当に1件30秒で終わるのでしょうか?

ポイント2:本契約の前に試しにやってみる

クラウドソーシングでは、「仕事の依頼主(クライアント)」と「働き手(ワーカー)」が合意の下で仕事の依頼(契約)を行います。

本契約の前に、必ず「試しに仕事をやってみる」ことをおすすめします。

応募する時に、作業手順を聞き出す

記事作成であればクライアント側がワーカーの文章力を試すため、先にテストする人が多いです。
このような仕事であれば、大丈夫かと思います。

しかし、その他の単純作業(今回の例のような仕事)であれば、事前のテストがない恐れがあります。
その場合、「どのような手順で行う仕事なのか?」を聞く癖をつけるべきです。

聞きずらい人は、このような内容で質問しましょう。

お仕事内容を拝見いたしました。
ぜひ応募させていただきたいと思いますが、一つ質問がございます。

この仕事は、「どのような手順(行程)で行う」のでしょうか?
こちらの勘違いや手違いを未然に防ぐためにも、大まかで構いませんのでお仕事内容を教えていただけましたら幸いです。

このような文面を書くと、大抵の依頼主であれば詳細を教えてくれるはずです。

ポイントは「こちらの勘違いや手違いを未然に防ぐためにも」という部分です。
クライアント側から見ると「この人は丁寧な作業をしてくれそうだな!」といい印象を与えることができます。

しかし、機密事項だからと言って公開してくれない場合もあります。

その時は、「本当は30秒で終わらない仕事」か「過酷すぎてすぐ辞められた経験がある仕事内容」と思ってもいいでしょう。
今回の仕事はあきらめて、他の仕事を探した方がいいかもしれません。

そもそも30秒~1分で終わる仕事はない?

”たった○○秒で終わる仕事”と書かれていると『簡単そうだな』と思ってしまいますよね?

しかしこれは「罠」といえます。

これは、いわゆる「キャッチコピー」と思ってください。
『面倒な作業だけど、安い単価でやってもらいたい仕事』には、あえてこのような書き方をする人が多いです。

”たった○○秒で終わる仕事”の本当の意味は、
”ベテラン級に慣れた人が最速でやれば○○秒で終わる仕事”と考えていいでしょう。

人それぞれ作業ペースは変わりますので、こういう考え方は大切です。
「もし、あなた自身がやったらいくらになるのか?」で考えましょう。

「30秒ってどのくらいのスピードなのか」考えたことはありますか?

30秒って書いてあっても、漠然としかわかりません。

何もせずに時計の秒針を見ていると、「30秒って結構長いんだな」と思ってしまことでしょう。

しかし、実際に作業をやってみるとわかりますが、あっという間に過ぎてしまいます。

ゲームをやると1時間なんてあっという間に過ぎてしまいませんか?
おしゃべりでもいいかもしれません。

あなた自身が、「アッと今にすぎる30秒でいったいどのくらいの事ができるのか」を考えて本当に稼ぐことができる金額を計算しましょう。

もし2倍時間がかかれば、給料は半分(1/2)に

30秒で終わる仕事と書かれていても、本当は2倍の60秒(1分)かかるかもしれないのです。

そうであれば、1時間で600円であっても、あなた自身は1時間で300円にしかならないのです。
時給300円で働くとすれば、1万円稼ぐには33時間(休まず働いても1日と9時間)もかかるのです。

これであれば、まだコンビニアルバイトを2日間(時給700円で約14時間の仕事)をした方がいいと思いませんか?
あなたが外で働けないという特別な事情があれば別ですが・・・。

ポイント3:仕事の依頼が来る量は1か月でどのくらいか?を確かめる

たとえ高額1件当たり1,000円の仕事をもらう契約をしていても、月に5回程度しかないということもあり得ます。

クラウドソーシングでは、仕事を依頼するクライアントが一般個人ということも多く、予算が限りなく低いことがほとんどです。

クラウドソーシング自体が、「低価格で高品質の納品が可能」という内容でクライアントを募集しています。
個人経営の人は相場がわからず、かなり低い金額が提示されています。

それでも請け負う側がいれば、その金額でやってもらうことができますので、「この金額が相場」という

まとめ:コツコツ型の小さな仕事はやらない

日本人は、生真面目な人種ですので、コツコツ小さな積み重ねが好きな人が多いです。

小銭貯金がその典型的な例といえます。
「5円貯金」よりも、「500円貯金」を目指しましょう。

そのためには、ある程度「応募する仕事の範囲を広げる」必要があります。
今までは、単純作業しかやっていない人が、文章作成をやるとなると手間取るかもしれません

しかし、新しい分野に慣れると稼ぐことができる金額が多くなる可能性は十分にあります。
今のままでは時給が300円が限界でしたが、今後は時給1000円以上になるかもしれないのです。

ですが、苦手な分野に取り組む必要はありません。
せっかく好きな仕事が選べるクラウドソーシングで働くのですから、あなた自身が好きな仕を増やすだけでいいのです。

それには、新しい分野の仕事に挑戦することが何よりも大切です。
一度やってみて、ダメそうであれば他の分野を探すという繰り返しが大切です。

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